ふわりイラスト3

お客様との、施工後の語らいの中で、「ふわりさんのつくるお庭は、風が見えますね。繊細な樹木が風に揺れ、山野草や野の花が楽し気に躍っているようです」と。

 

本来目に見えない「風」という存在が、葉や花の姿を借りてはじめて姿を現し、音を奏でる瞬間を、庭に暮らす施主様が発見し感じて、私に贈って下さいました。

 

畑で流通用に育った樹木と違い、ふわりの庭づくりでは、山で育った樹木を使います。

 

風雪に耐え、他の樹木と切磋琢磨して、時間をかけて育った樹木には、繊細な外見と裏腹に、強い生命力と「品格」を内包しています。

山野草・雑木フォト

それらが、可憐な山野草、土や小さな石ころ、そこに息吹く虫や微生物たちとも共鳴し響きあって、風のマエストロによる、「庭のシンフォニー」を奏でるのだと思います。

 

風や太陽や雨や雪、野鳥や蝶やバッタ等、自然を構成するもの全てに感謝を持ち愛でながら、お客様の心にも爽やかな風が流れるように、日々庭づくりに取り組んでいます。

美しい日本の風景を次世代に 心象風景をかたちに…


ふわりイラスト4

本当に癒される庭作りとは、住む人それぞれの「心象風景」を映し出し、形にする事と考えます。

 

子供のころに見た、体験した自然を、思い出す事、日本の古き良き里山の景色や情景を再生する事・・。「庭」という一つの「点」が「線」となり、やがて緑の「面」となって、「緑の記憶」と共に、次世代に受け継がれる事を願います。

 

子供も、また「大きな子供」も共に遊び、楽しめる「庭作り」をご提案しています。

 

花摘み野っ原(野の花)

日本に自生する野の花や山野草を使った庭作りは、住む人の「心象風景」、日本の「原風景」を再現し、癒しの庭空間を作ります。日本の気候や風土にも合った植生は、病害虫も少なく、過度の消毒や肥料を必要としません。花の冠や野の花遊びは、子供の感性を育て、自然に遊ぶ愉しみを教えてくれます。

木立でかくれんぼ(雑木)

林間で大切に育てられた、山の雑木や樹木を使う事により、木立や株立ちが織りなす繊細な景色を愉しむことが出来ます。

織りなす木立は、室内よりの景観に奥行を作り、緑陰が建物を引き立たせます。

 

また、庭に林間の趣を取り入れることにより、私的な落ち着いた癒しの空間に暮らすことが出来ます。

風の流れが見える繊細な樹木は、夏の強光線を遮る「天然のクーラー」の役割を果たし、冬は落葉することによる採光が暖かな陽だまりを室内にもたらします。

わんぱく広場(芝・地被植物)

芝生の広場は、はだしで駆け回ったり、ボール遊び等、子供にとっては最高の遊び場になります。広場といっても、3坪ほどの空間があれば十分に楽しく豊かな場になります。

 

また、グランドカバーで地表を覆う事により、強光線を遮り、地熱を放出させ「大地の呼吸」を助けます。特に男の子、「大人の男の子」にとっても芝は特別、大好きなモチーフです。

お庭でピクニック(食育)

デッキやテラスでの昼食やおやつは、不思議と何倍も美味しく感じるものです。また、家族同士や友人を招いてのパーティやディナーも屋外なら特別なものになります。

 

昼間でしたら、パラソルの下、夜はランタンに火を灯してゆったりとした時間を愉しむ。

子供の頃、原っぱや自然の中で楽しんだ「ピクニック」をご自分のお庭で。 考えただけでもワクワクしますね!

スイスイメダカの池(水辺)

「テラリウム」というのは、お庭に水辺や、鳥の餌場を設けることを言います。庭は、一番身近な自然と言われるように、自然を切り取った、大自然の縮図と言えるかもしれません。庭に一部に水の気配があることは、住む方を癒し、メダカや昆虫の住処を作ります。

食いしん坊の菜園(菜園)

「食育」という言葉もある通り、自分で大切に育てた野菜やハーブを食すことはかけがえのない体験です。広くなくても、一坪程度の空間があれば、十分に家庭菜園を楽しむことが出来ます。

トマトやキュウリやナスを育てて、収穫し、食卓を彩る楽しみ。

「無農薬」「朝採り」の野菜を食す贅沢。

土を耕し、触れる経験は、かけがえのない「体験」になるものと考えます。

四季の風景