CASE1 建築家と作る庭

作庭エピソード


山野草 ・雑木フォト

杉並区「楓の庭 かえでのにわ」が完成いたしました。

こちらはいつもご依頼いただく「熊澤安子建築設計室」様の新しいオフィス&ご自宅の植栽です。

 

 

「湯布院の宿のような・・あとはお任せで」という少し漠然としたご要望でしたが、結果樹木の枝や葉、そして野草が織りなす癒しの空間が完成しました。

市中に山居の風情を出す為にあえて楓や紅葉中心に25本、その他を合わせると30本以上の樹木を植えました。

 

画像はアプローチ部分だけですが、その他南側、玄関前のスペースで構成されています。

 

その後、数多くの雑誌や書籍で紹介されることになった「楓の庭」

施工後約5年が経過しましたが、一年に一度の樹木のお手入れ以外は、お客様で管理頂いています。

3年、5年と経年変化で、庭環境も安定し、山野草も毎年可憐な姿を見せてくれています。

Before -施工前-


山野草 ・雑木フォト

<お客様からのご相談内容・ご要望>

  • 旗竿地の細長いアプローチを、季節感溢れる癒しの植栽に変えられる?
  • 草花で季節感がほしいが手間は大変?

<ご予算>

  • 南側の庭を含め植栽費用100万円前後。
  • 石材は近所の古い塀の解体したものを譲り受け、外構業者さんに頼みます。

<心象風景>

  • 雑誌で見た、湯布院の温泉旅館の庭のイメージ

After -施工後-


 

旗竿地のような、細長い空間でも、雑木の植栽は可能です。

むしろ雑木の庭の良さを生かせる場所でもあります。

テーマを作って、全体のトーンを揃えれば、空間に広がりが生まれます。

紅葉を多く使った「楓の庭」は如何でしょうか?

樹木の足許に山野草を植えれば、季節感も楽しめ、宿根草なので植え替えも必要ありません。